風呂敷バッグ
風呂敷は昔から日本人が使ってきたものですが、そのデザインの豊富さや
手軽に使えることなどから、近年人気が出てきています。
特に人気が急増しているのが風呂敷バッグです。
入れたいものの大きさや形に合わせて形状を変えることができ、
用が済んだら小さくたたんでしまうことができるなどのメリットがあります。
使い方としては、本を持ち運んだり、ノートパソコンを持ち運ぶ、
財布や携帯電話を入れるなど様々な用途で使うことが可能となっています。
結び方も様々なものがあります。
一番シンプルな結び方としては三角に折りたたんだら左右をそれぞれ
ひとつ結びにし、残りの端を真結びにしたら完成するものは
あらゆる形状に対応することができます。
口の開閉が簡単にできるお出かけバッグも人気です。
真裏にして三角にたたんだら、三角の左右の角をそれぞれひとつ結びにし、
両端を同じ長さにします。
表面にひっくり返して両端を深く結んで、先端を真結びにして出来上がりです。
貴重品も安心して入れることが可能です。
風呂敷はサイズやデザイン、素材なども様々なものがあります。
目的に合わせてふさわしい大きさや素材を選ぶことができるようになっており、
デザインもカラフルでモダンなものなどが増えてきています。
歴史とともに変化!ヨーロッパで生まれたバッグの歴史
オランダ・アムステルダムにある、バッグや財布を展示している博物館には
古い品が数多く飾ってあります。
女性にとどまらず男性も使用しているハンドバッグ。
中世の時代から17世紀末ごろに、小さなポーチや小銭入れを使用していました。
16世紀ごろは、動物の皮を使用して作られた20個近く小さいポケットがついた
男性用のバッグがすでに使われていました。
18世紀に入ると、女性たちの着るものも変化して行き、裁縫道具や小銭を入れるくらいで
持ち運ぶ品が少なかったので、この時代のバッグはとても小さいものでした。
産業革命により買い物などを頻繁にする民間人が増えたため、ハンドバックが必須のアイテムとなっていきます。
この頃に旅行も流行し出し、旅行道具や荷物いれに最適となり、丈夫で富の象徴とされる
革のハンドバッグが人気となり、土産として購入するものも多くいました。
20世紀の時代はシャネルなどのあらゆるブランド物が店頭に並びます。
種類、柄、色、価格なども豊富になりました。
変幻自在、多種多様
使い方や持ち方など着物だけではなく、今のファッションにも
似合うものが増えてきています。
改まった晴れの日などに使う物としてだけではなく、
日常的に使える便利な道具として風呂敷は注目されています。