和のアイテムと現代をマッチさせる方法
モノを大切にすることは価値の再発見にもなりますし、
使い道を考えてみるのは自由な頭の体操になります。
正に風呂敷はそんな自由なアイテムであり、
大きな風呂敷を用意しておけば西瓜から一升瓶まで
包んで運ぶことが出来ますし、お世話になった方に
お礼の品を渡す時の作法でも使うことが出来る万能アイテムです。
ちょっと古くさいものに感じられますが、時代に関係のない不変の存在になります。
ちょっと古くさいものというカテゴリーで風呂敷を見た時には、例えば大正時などに作られた
年代ものなどは、和風であり西洋的な趣向を取り入れられております。
その頃に流行した大正ロマンやアールデコなどの文様がデザインされており、
現在見てみると伝統を感じさせながら、新しいものを取り入れようとする気概を感じさせてくれるのです。
こうしたアイテムを取り入れることで、時代を感じさせながらハイカラな魅力をアレンジすることが出来ます。
現代のインポートアイテムやデザイナーズブランドなどに、こうした古いものを加えるとアクセントになるのです。
モノを大切にしながら古臭い印象ではなく、新しい印象を付加価値にして再利用する方法になるので試してみるのもいいかもしれません。
モノを大切にする再生可能な時代
古いものを捨ててしまうのではなく、欲しい人に譲ったり、収納しておいていつか使う日を待ってみるのも一つの手段です。
例えば捨ててしまったりリメイクしてしまったアンティークのグッズが、10年したら大幅に価値が上がることがあります。
近年では1970年代前後の車やバイクにこの傾向があり、価値が2倍から3倍まで高騰し投機の対象になっているぐらいです。
日本の伝統工芸品にもその傾向があり、刀剣類や防具など日本の骨董品も同じ傾向でした。
収集対象として日本だけではなく海外でも需要が生まれ、海外に流出してしまったケースも少なくありません。
こうした骨董やアンティークは高額になり過ぎてしまい、また特殊な物なので
日常で使えるケースは皆無と言っていいかもしれません。
一般人でも買いやすく日常でも使いやすいのがファブリック古布の関係アイテムです。
和装の帯や着物も、日常レベルの製品ならばそれほど高額でなく入手が可能になります。
こうした布は現在の物よりも手が込んでいたり丈夫であったりなど、古くても良い物が多いです。
コートにしたり和裁で使ったり、素材にして洋服にリメイクして再利用することも大切なことになります。
気に入った着物から風呂敷を作るなど、和物から和物にすることも可能です。
風呂敷は包む運ぶだけではなく、寒い時には風呂敷をマフラーにするなど万能的なアイテムになります。